熱中症にかかる人が増えてます。
気をつけてるつもりでも、なってしまうのが熱中症。
でも、その対策本等に大丈夫ですか?
現代では家にいても熱中症にはなってしまいます。
消防庁によると昨年(2015年)5月から6月の間に
熱中症で救急搬送された方は全国で5万6千人。
これは救急車で運ばれた人の数。
実際にはもっとたくさんの方が熱中症になっています。
今年も暑い夏になりそうです。正しい熱中症予防対策を知って。
熱中症を防ぎましょう。
熱中症って?
そもそも、熱中症って何でしょうか?
脱水症状とどう違うのでしょうか?
熱中症とは暑さで起こる体の以上のこと。
大きく分けると二種類の症状があります。
(1) 体液が不足することで起きる体異常。
(2) 体温が上がりすぎることで起きる体の異常。
このなかで(1)が”脱水症”と呼ばれる症状なんです。
でも、脱水症=熱中症ではありません。
脱水症には下痢などで水分を出しすぎて起きるものもあるからです。
脱水症対策は熱中症対策にもなります。
体の水分が不足すると汗が出にくくなって、体温が上がってしまうからです。
熱中症の予防方法
・食事は十分に
水分とミネラルの不足が脱水症の大きな原因。
規則正しく食事をとって栄養と一緒に水分とミネラルをとりましょう。
暑い夏は食がほそくなりがちです。ダイエットで水分やミネラルが不足するのも危険です。
・こまめに水分補給。
水分が足りないことが、熱中症の原因のひとつ。
こまめに水分をとりましょう。
トイレに行く回数が増えるのが嫌だと思って、
水を飲むのを控えると倒れる危険性が高くなります。
一度にたくさん飲んでも、本当にトイレに行く回数が増えるだけで意味はありません。
コップ一杯程度の水を一日何度も飲むのです。
十分な食事を取っていれば1日1.5リットルを
こまめに分けて飲めば熱中症対策になります。
・エアコンは適度に使う。
エアコンが嫌だからと言って使わない人がいます。
特にお年寄りに多いです。
でもエアコンなしで現代の暑い夏を乗り切るのは危ないです。
もちろん、冷やしすぎるのも体に悪いです。
28℃をめやすに冷房をかけましょう。
・湿度が上がり過ぎないように
同じ温度でも湿度が高いと暑く感じます。
湿度が高いと汗が蒸発しにくいので、体に熱がこもりやすくなります。
湿度が60%を越えてたら、除湿機能を使って湿度を下げましょう。
50%以下になれば過ごしやすくなります。
・風通しのよい服装で
体にぴっちりした服は風通しが悪く熱が逃げません。
できるだけ、ゆったりして、袖やクビの開いた服にしましょう。
服も風通しをよくすると体温が上がりにくくなります。
熱中症計で危険を防ぐ
熱中症計というのがあるのを知ってますか?
温度計と湿度計がいっしょになったものです。
熱中症が起こりやすい環境になると教えてくれます。
部屋に設置する壁掛けタイプは見やすいのが特徴。
12cm四方と温度計にしては大柄ですが。
お年寄りにもわかりやすいと評判です。
楽天でも一番売れてるのがこのモデル。
マザーツール 壁掛け・卓上型熱中症指数計 MT-873 | ||||
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持ち運びに便利な携帯型もあります。
外に出かけたり、部屋を移動したり。
身につけておくと危なくなったら
ブザーとLEDランプで知らせてくれます。
携帯型熱中症計 見守りっち[日本気象協会監修] MK-01 | ||||
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熱中症対策の基本は
水分をとること。
体温をあげないようにすること。
こまめに水分補給しながら、
温度や湿度が上がってきたら我慢せずにエアコンや冷房を使いましょう。