「炭酸水はダイエットに効く」
「炭酸水は食欲アップになる」
なんだか効果が正反対のようですが、実は両方とも炭酸水の効果なんです。
同じ炭酸水でも飲み方で効果が全く逆になるんですね。
なぜでしょうか?
それは、飲む量が関係してるんです。
ダイエットのつもりで炭酸水を飲んでても、飲み方を間違えるとかえって食欲がアップしてよけいに食べちゃうことも・・・
目的別の炭酸水の飲み方を紹介します。
飲む量で変わる炭酸水の効果
炭酸水は二酸化炭素が溶けた水。
容器から出すと炭酸が抜けますよね。
水の中に溶けてた炭酸は炭酸ガス(二酸化炭素)になって空気の中に出て行ってしまうんです。
でも全部抜けるのは時間がかかります。
ふたを開けてもすぐに飲んでしまえば体の中で炭酸が抜けた水になるんです。
水から出て行った二酸化炭素はお腹の中でたまってしまいます。
炭酸水ダイエットの正体
40歳以上の方ならバリウム飲んで胃のレントゲン写真撮った経験ありませんか?
あの時飲まされるのが発泡剤。水と反応して二酸化炭素を出す薬です。
胃の中を二酸化炭素でいっぱいにして、胃を膨らませてるんですね。
それと同じ考えなんですね。
そんな経験ないよ。という方も多いと思います。
ではこう考えましょう。
炭酸水を飲んでお腹を炭酸ガス(二酸化炭素)で膨らませる。
ガスでお腹を膨らませて食べたつもりにしてしまおう。
というのが炭酸水ダイエットなんだと思ってください。
でも、胃を膨らませるにはたくさん炭酸水を飲まないといけません。
300~500mlの炭酸水を飲まないと胃は膨らませるだけの炭酸ガスは出ないですよ。
血行が良くなる効果も
さらに二酸化炭素は血液の中に入ると血行をよくする働きがあります。
バブなんかを入れたお風呂がよく温まるというのは皮膚から二酸化炭素が入ってるからなんです。
血行が良くなると代謝がよくなります。
老廃物が体の外に出てエネルギーも消費されるので少しだけダイエットのお手伝いをするわけです。
でも、二酸化炭素そのものには脂肪を分解する力はありません。
血行が良くなるといっても体を動かしてカロリーを消費したのに比べれば断然少ないです。
炭酸水ダイエットは、食べる量を減らすだけの効果。
と思った方がいいかもしれませんね。
普段から動いていれば食べる量が減る分だけダイエットの効果はあるかもしれません。
動かなければ体重を減らす効果はないんですね。
でも血行がよくなると食欲も上がってしまいます。
それを、むりやりガスでお腹を満たして食べれないようにしてるわけなんです。
だから発生するガスが少ないとどうなるか?
なんとなくわかりますよね。
炭酸水が少ないと食欲増進
炭酸水を飲む量が少ないとダイエットとは逆の効果になってしまいます。
食前に150mlていどの炭酸水を飲むと水と泡の刺激で胃の動きが活発になります。
胃の動きが活発になってしまうと。どんどん食べたくなってしまいます。
さらに二酸化炭素が血液に吸収されて血行が良くなると。エネルギーが消費されます。すると食欲が上がってしまうんですね。
特に冷たい水を飲むと刺激で胃や腸の動きが活発になります。するとますます食欲が出てしまいます。
食欲がないから、食欲をアップしたいな。
というときはいいのですが、ダイエットのためにはなりませんよね。
まとめ
ダイエット目的で炭酸水を飲むなら、一度に300~500mlの炭酸水を飲みましょう。
そんなにたくさん飲めないよ。というあなたは食事と一緒にとってみましょう。
ご飯を食べながらだと意外とたくさんの水を飲めます。
食欲を上げたいな。というときは、150ml以下。コップ一杯よりも少なめ。
コップ半分よりも少し多いくらいが目安です。
冷えた炭酸水だとさらに食欲アップの効果がありますよ。
でも、炭酸水ダイエットは食べる量を減らすのが目的。
すでに体についてしまった脂肪まではとってくれません。
炭酸水ダイエットに期待しすぎるのもよくないかもしれませんね。