熱中症・脱水症予防のための水分補給の方法

os1 飲み物と健康

熱中症・脱水症の予防には水の飲み方が大切です。

飲み方を間違うと熱中症になってしまいます。
水を飲んで予防してたはずなのに。
そんなことにならないように、
熱中症・脱水症予防の正しい水の飲み方をおぼえておきましょう。

のどが乾いてからでは遅い

汗をかいて、
「のどが渇いたな」
と思ったから水を飲んだ。
でも、意識がもうろうとして熱中症に・・・
「水を飲んだはずなのにどうして?」

残念ですが、汗をかいているときは
のどが渇いてから水を飲んでも遅いのです。

水を飲んでも腸に届いて体に吸収されるには30分ほどかかります。

その間も汗となって水分が出て行きます。
水が吸収され始めたころには、
すでに手遅れになってることがあるのです。

だから、のどが渇く前にこまめに水分補給が大切なのです。
のどが渇いた自覚がなくても。
コップ一杯の水を飲みましょう。
水を飲む間隔は、その日の暑さやどのくらい汗が出ているかで変ってきます。
屋外を歩くだけなら1時間おきに飲むくらいでも大丈夫ですが。
運動や重労働の場合はもっと間隔を狭くしたほうがいいですね。

一度に500mlや1リットルの水を飲んでも、体はすぐには吸収できません。
水が多すぎると胃酸が薄まったり腸内細菌が流されたりして、おなかを壊すことにもなります。

定期的に飲んだほうがいいのです。

水だけではだめ・ミネラルも補充

水を飲んでたのに熱中症になった。
汗にはナトリウムが入っています。

出て行ったナトリウムを補充しないと、熱中症になるのです。
ナトリウムは体の中で神経の働きを助けている物質。
ナトリウムが不足すると、神経がうまく働けなくてケイレンしたり、意識がなくなったりします。
だからナトリウムも一緒に補充しましょう。

ミネラルウォーターに含まれるナトリウムは少ないので。
暑い日に屋外で失われたナトリウムの補充には向いていません。

そのためには、塩や塩分を多く含んだものを食べるといいです。
たとえばこちらの様な飴なんかは手軽に塩分補給が出来て便利です。
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スポーツドリンクはNG

 

熱中症予防にはスポーツドリンクを飲めばいいと思うかもしれませんが。
糖分が多いので、一般の人にはお勧めできません。

スポーツドリンクは体を激しく動かして汗もかいた人むけに作られているのです。

スポーツドリンクから糖分を減らしたものが、経口補水液。

経口補水液の飲み方も注意が必要です。
ミネラルがたっぷり入ってるし糖分も少し入ってます。

熱中症・脱水症状・下痢が続いたときに、
水分とミネラルを補充するための飲み物なのです。

日常的に飲むためのものではありません。
予防のためと思っていつも飲んでると逆に塩分や糖分の取りすぎになってしまいます。

脱水症の自覚症状がなくても、大量に汗をかいたなと思ったら
100mlずつ飲むと脱水症の予防になります。
それでも、1日500mlまでにしておきましょう。
それ以外の水分補給は水を飲みましょう。

でも、
脱水症状になると、水を飲むと危険です。
体内の塩分濃度が一気に下がると、
ミネラルの働きがさらに弱くなって、意識を失ったり、最悪の場合亡くなることもあります。

経口補水液は念のために用意しておくと安心です。
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まとめ

 

・熱中症・脱水症状の予防のため、
 のどが渇いてなくても水はこまめに飲んでおく。

・水だけでなく塩分も補給する。

・スポーツドリンクは糖分が多すぎる。スポーツをしない人は飲んではいけない。

・脱水症になったら経口補水液。

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